大阪 NO RACISM
日時:10月6日(日)15:00 開始(90分を予定)
場所:難波交差点周辺
場所地図:下記Googleマップの赤いエリア周辺でスタンディングを行います。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1Hn0SR77uUSpruB9cD7RMG-fP3PbhOLGQ&usp=sharing
住所:大阪府大阪市中央区難波3丁目5-11 東亜ビル付近
※熱中症予防のため水分補給や休憩を適宜行って下さい。
101年前の1923年9月1日に起こった関東大震災時、日本人は多くの朝鮮人を虐殺しました。震災直後に広まった「朝鮮人が暴動を起こした、井戸に毒を入れた」などの流言(デマ)が引き金となり、朝鮮人だけでなく、中国人や朝鮮人に間違われた地方出身者のほか、沖縄人やろう者なども虐殺されました。
震災を生き残った何の罪もない朝鮮人たちがなぜ虐殺されたのか、その背景には、日本社会に朝鮮人に対する差別や偏見が深く根付いていたという事が考えられます。
それは100年以上を経た現在でもさまざまな形で存在し、放火をはじめとしたヘイトクライムや、ヘイトスピーチを生み出しつづけています。
そして世界では、イスラエル軍によるパレスチナ侵攻によって4万人にもおよぶパレスチナ人が虐殺され、イギリスでは殺人事件の犯人を移民とするデマにより移民排斥の暴動にまで発展するなど、長年にわたる差別や偏見が惨劇を引き起こし、平和を壊すほどの取り返しのつかない事態を招いています。
そうした差別や偏見の先に虐殺や暴力が存在することを、日本を含む世界中の歴史が示してきたにもかかわらず、現在も同様の発言や暴力が絶える事なく繰り返されています。
東京では、9月1日に関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典が行われ、歴代の都知事が続けてきた追悼文の送付を、小池百合子東京都知事は停止し、数多く上がった抗議の声に応える事なく、今年も送付しない旨を表明しています。
また、大阪では朝鮮学校を高校無償化制度の対象除外とし、長年続けてきた補助金の交付も橋下府政時に打切りました。そして戦時性暴力の被害女性をモチーフとした平和を祈る像を市有化したという理由で、サンフランシスコ市と大阪市の姉妹都市を解消するなど、吉村洋文大阪府知事もまた、歴史を否定し被害者を軽んじる行為をつづけています。
震災当時と同じように政治もまた、差別や排外的な世論形成を進めることに加担していると言えるのではないでしょうか。
私たちには、関東大震災での朝鮮人虐殺や戦時性暴力のような凄惨な過ちを二度と繰り返さない責任があります。
そして平和を希求し、維持するためにも、加害の歴史と向き合い、国連人種差別撤廃条約に批准する国に暮らす者として相応しい、差別やヘイトスピーチを許さないための行動をとるとともに、”NO RACISM”を掲げて連帯し、歩を進めなければなりません。
9月1日はそれを訴え、約束する日にしたいと思います。